インディカーレースを皆さんご存知でしょうか。
アメリカ(北米)を中心に行われるカーレースで、百年近い歴史があります。
元々はカートシリーズの一戦でしたが、その後分離し、現在はインディー・レーシング・リーグというカーレースシリーズを独自で行っています。
中身はF1と全く同じ。歴史が深いインディカーレースの、その人気はすごく、シリーズの一つであるインディアナポリス市のインディアナポリス・モーター・スピードウェイでは年間40万人もの観客を集めています。(インディアナポリスではF1グランプリも開催されます)
歴史あるインディカーレースは賞金が高いことでも知られていて、コーナーによっては390キロものスピードを出すなど、見所はいろいろあるようです。
カーレースといえばF1ですが、その歴史は以外にも短いんです。
戦前から様々な国で独自のカーレースグランプリを行っていましたが、歴史もまた様々で、国によってルールが異なり、世界選手権と名の付くカーレースはありませんでした。
1947年にパリを拠点とするFIAが組織され、正式にF1規定が誕生しました。1950年には各国のグランプリを統一し、歴史上初めて世界選手権として発足したのです。
カーレースはそれまで、フランス主導のもと行われてきました。そのため、F1グランプリのグランプリとはフランス語で大賞という意味になるそうです。
F1の第一戦はイギリスのシルバーストンで1950年に開催され、イタリアドライバーのG・ファリーナが優勝。F1の歴史がここから始まったのです。
カーレースは歴史あるモータースポーツです。
様々なカーレースが各国で行われてきましたが、F1はその中でも安全だと歴史の中で言われてきました。
しかし、1994年サンマリノグランプリにて事故が多発。ドライバーが二人も死亡するという、F1の歴史上最も悲惨なグランプリとなってしまいました。
レーシングドライバー、アイルトン・セナは、マクラーレンからウィリアムズに移籍して翌年の1994年に、サンマリノグランプリに参戦。カーレース中、スタートを切ってすぐのコーナーを曲がりきれずにクラッシュ、帰らぬ人となってしまいました。
この時の悲劇を「イモラの悪夢」として、カーレースF1の歴史に今もなお刻まれています。